登記所備付地図データが公開されています
G空間情報センターを通じて、全国の登記所備付地図のデータが無料で一般公開されていることは周知の通りで、令和5年2月時点の地図データは令和5年8月31日に公開されたとのこと。
地図データは、法務局交付の地図証明書・図面証明書のように法務局が地図内容の証明をするものではないとはいえ、漠然と根拠のない期待をしていた同業者は多かった、と思います。そして、公開されたデータをダウンロードしてみたものの、撃沈したのでは(笑
地図データは、地図そのものではなく、XMLデータだから、これを司法書士レベルで便利に使用するには、結局、親切な別サイトでの変換を利用するか、自己のデータ処理能力をパワーアップするほかはない。
データの扱いに慣れていない人がほとんどだから、必要な場面もないし今まで通りでいいじゃん、もっと使いやすい変換サイトやアプリが出るまで待とう、という結論になる。
もし、私が、このG空間情報センター公開の地図データを、他人に頼ることなく独自に変換して使いこなすことができたなら、きっと全国の司法書士から尊敬のまなざしで見られるだろうし、もはや転職すべき才能じゃないかと思う。
しかし、これが妄想の域を出ないところが現実の厳しさといもの。
だって、デジタル庁の変換コンバータが公開されても、そもそも、何?それ?というレベルだもの。
とはいえ、こういうことは好きだから、どこまで使えるようになるか、少しずつチャレンジしてみようと思いまーす。
公図ビューア for 登記所備付地図データ
とはいえ、独学は時間がかかるから、とりあえずは、ダウンロードしたものを他力で展開して地図として一度は見てみたい、と思う気持は止められません。
ということで、「公図ビューア for 登記所備付地図データ(提供:ガンマソフト株式会社さん)」を使ってみることにしました。
まずは、G空間情報センターで、地元、千葉市花見川区のZIPファイルをダウンロード。これ、すぐにダウンロードしたファイルがZIP形式になればいいんですけど、「未確認****crdownload」のままになっていることがあります。他の千葉市中央区のZipをダウンロードしても同じ・・・でも、数分待てばこの未確認ファイルもZIPに変わるので、ひと安心。
そして、これを解凍してあらわれる個別ZIPファイルを一つ公図ビューアにドラッグすれば見れるはず・・・なのですが、なぜかうまくいきません。「ファイルを読み込めませんでした。以下のファイルは読み込めません。解凍していないままの地図データ、本アプリ以外で作成したGeoJSONファイル」と出てしまいます。
こちらのサイトによれば、「ZIPファイルを解凍したXMLファイルも読み込みできます」とのことなので、解凍したXMLファイルもドラッグドロップしてみたのですが、結果は変わりません。
どこに問題があるのか・・・ひとまずここは保留
法務省地図XML Viewer
次に「法務省地図XML Viewer(株式会社Geoloniaさん)」のところでXMLファイルをドラッグドロップしてみました。画面では「地図XMLをロードしています・・」と出たままです。画面がフリーズしているのか、時間がどのくらいかかるのか・・・ネット上には、ドラッグドロップで表示できるサイトの紹介や使用方法の説明まではあるのですが、この処理時間に関する情報が無いので、どなたか例示してくれると助かります。