私の終活は、解約・相続手続のしやすさ重視

資産運用よりも大事なことがあるんじゃ?

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4 改善してほしい

証券会社の相続手続きは・・・銀行に比べると異常なまでに日数がかかります。
このことは、コロナ関係なく数年前から変わりません。

 

おそらく、資産運用者ご本人は、生前、売買換金がスムーズに出来ているから、自分の死後、相続人に換金承継されるまでにこんなにも日数や手間がかかるとは、想像つかないのではないかと・・・。

 

すべて売却整理してMRFに置いといても、同じですよー
私の感覚では、一番スムーズな銀行と比較すると、5倍、6倍の手間と日数がかかる感じ。

 

銀行と証券会社、同時に相続解約手続に着手して、

 

銀行だと、死亡凍結連絡の電話からスタートしてだいたい9、10日で着金すればイイ感じ。
全て電話と郵送手続で、郵送日数含めても10日で着金してくれる銀行はとても素晴らしい。

 

でも、証券会社はそうはいかない、
相続人が同じ証券会社に口座を持っていないとさらに遅れる。
私たち士業は、代理で行うわけだから、たとえ相続財産がMRFしかなくても 毎回 専用の口座開設から始めなければならない、そして、着手から一か月たっても着金には遠い感じ
相続手続で即時間髪いれず換金のために口座開設するのに、なぜか、一般の分厚いご案内冊子セットを事務所と自宅に送られてくるのも困る。何回も業務で行っていると、結構な紙量(泣 しかも頑丈に製本されているので処分に困ります。

 

全般的に改善してほしいです。

3 同じ銀行でもかかる労力が異なります

店舗での相続手続は、銀行、支店、担当者によって、こちらの労力も全く異なりますので、業務上はその金融機関が設置している専門部署と郵送で双方ともに手慣れたやり取りをしてすませたい、というのが私の本音です。

 

先日、最近あまり名前を聞かなかった某銀行とはじめて相続手続きを行うことになり、内心、ここ大丈夫かよ?などと心配していたのですが、
これまで相続手続を行ってきた金融機関のなかでは、だんとつ一位のスムーズさに、びっくりでした。
何がすばらしいか、というと、専門部署に電話がすぐつながる、無駄のない事情聴取、郵送の早さ、送られてきた手続き依頼書の記入方法のわかりやすさ、残高証明書発行も同時にその郵送で依頼できる・・・
特に、相続手続依頼書の記入方法の説明が、我々遺産整理受任者のカユイところに手が届いている、完璧なもの。この感動と感謝の気持ちをお伝えしたい、そのくらい、他とはくらべものにならない、特別な金融機関でした。

 

一方、毎度、一番初めに電話をかけて、後から手続き開始した銀行はもう解約金振り込んできてるよ、てな状況でも、まだ、何も送ってこない金融機関もあるわけです。まあ、その金融機関は他とはケタ違いに日数がかかるのはわかっているので、依頼人には、ご相談時から、日数のご承諾はいただいてますけど・・・でもねえ・・・異常だと思います。

 

その金融機関の解約金で相続税の支払いを予定されている方だったら、どうなるんでしょうねえ?恐ろしいです。

 

 

相続税申告予定の依頼人であれば、残高証明書を発行の手配も行うことが通常ですが
残高証明書だけは来店が必要だという銀行はまだ多いです。
私としては、どうせ残高証明書発行で店舗に行かねばならんのなら、本体の相続手続依頼もその店舗でやろうか・・・となるのですが、これがクセモノ。
えーっと・・・予約をしても待たされる、支店は人員が少なく忙しい、相続専門でもないので、上司や本部への照会で待たされる・・・その間ひたすら忍耐、法定相続情報一覧図提供の普通預金口座一つ、その場で解約せずに本部に一式送るまでの受付、そこまでかるく一時間超。お尻も腰も痛いし、これはいったいどういう罰ゲームなんだろう、などと思います。その場で解約してくれるなら我慢もできますが・・・これが違うんですよねえ。

 

最後の最後で、その金融機関の良し悪しがわかるのではないかと、感じています。

2021.02.23

2 解約のしやすさで

仕事上、いろんな金融機関の相続手続きをお手伝いしているなかで、終活中の私が真剣に考えたのは、

 

このままの状態でもし私自身の相続手続を他のプロがやるとしたら、超めんどくせーだろうな・・・ということ。
そりゃ、戸籍集めや法定相続情報一覧図とか、遺言とか・・そういうのはたいした問題ではありません。プロなら容易なことだし、私自身でもギリまで準備しておくことができます。

 

問題は、分散されている各金融機関での手続。
たいした額でもないから、金融機関が売り出している高い手数料の遺産整理なんちゃらとかいうサービスを利用するとか論外だし、そもそもそれを利用したからといって、その他の金融機関の手続がナルハヤで行われるわけでもない。

 

どうしたらいいんじゃい?

 

最近、仕事で相続手続を行うたびに、思うのですよ

 

資産運用なんちゃらとか、終活中の私にはいらんわ、と。増える?とかいっても実際に解約受け取りまでは安心できんうえに、
相続手続に日数かかりすぎ!!!手続きがめんどくさすぎ!!

 

私の終活の手始めとしては、
相続手続に、他の金融機関と比較しておそろしいまでの日数がかかるところは解約して、相続手続きがスムーズな機関に移動させるかなあ~
と思うのですよ。

 

みなさまはいかがお考えでしょうか?

 

 

1 コロナ禍のせいじゃない

窓口で一般の方が相続手続きを行おうとすると・・・
大手の金融機関では予約を求められ、当日受付は困難な状況です。

 

まあ、それがイヤなら早めにネットで・・・と言われるでしょうが
ネット入力や相続手続書類の記入に慣れない方は、すべからく支店窓口の行員の面前で記入することを望むのは当然のこと。

 

現在、あるメガバンク支店窓口では、予約がとれるのは来年、つまり、一か月以上先でないと予約がとれない、とのこと。

 

一般の方が、、一か月以上も先でないと手続が開始しないと聞かされたときの困惑はいかほどでしょうか?

 

支店窓口が他店よりも混雑する大手金融機関で、さらに、その中でも、混雑度はハンパない支店でのことと思われ、他の支店で予約すればもっと短縮されるのだろうけど、ここは「千葉県」です!そもそも少ない支店が、さらに支店統廃合で、なかなかそれもできないでしょう。

 

今はコロナ禍ですから・・・とかいう言い訳はここでは削除します。たぶん、支店統廃合、人員削減で、コロナが収束しても、この手の問題は残ります。

 

金融機関の担当者の方にしてみても、相続手続の負担は、重くのしかかります。大変でしょうねえ。
法定相続情報一覧図で、少しはラクになりましたかねえ?

 

「私は、ネット操作もできるし、書類書くのも大丈夫、郵送でも大丈夫だしー」と思われるかもしれませんが、とあるネット銀行では、書類が送られてくるまでに数週間、口座照会残高証明までに数週間、書類返送して解約金が振り込まれるまでにさらに1か月・・・と平然と言ってきます。それは去年のコロナは関係のない時期のお話です。
ネット銀行は便利?いやいや・・・相続手続となるとこんなにも不便か、と思い知らされた記憶があります。

 

ここで、じゃ、我々プロに頼みましょうよ・・・という、営業の話ではありませんので、誤解なく。

 

これは、ワタクシの終活問題です。

 

そもそも、そんな金融機関に私のお金を預けておくと、私が他界するその頃には高齢化しているパートナーに余計な負担がかかって困るじゃん!!!と考え始めたのです。

 

これから真剣に検討していきたいと思います。
つづく

2020.12.02

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